環境省では毎年、白書のテーマやねらいを環境省の担当者が解説する「白書を読む会」を、6月の環境月間に全国各地で開催しています。環境行政の動向、最新の環境情報を知ることのできるまたとない機会です。
また関東地区では、「環境教育等促進法」の活用セミナーも併せて行いました。
例年同様、本年も大変多くの方にご参加いただきました。
開催概要
○日時:平成27年6月24日(水)
1部13:00~14:40、2部15:00~16:30
○場所:東京ウィメンズプラザ 1F 視聴覚室
(東京都渋谷区神宮前5-53-67)
〇参加者:81名(白書を読む会)、50名(促進法セミナー)
〇主催:環境省、関東地方環境事務所、関東地方環境パートナーシップオフィス(関東EPO)
〇協力:地球環境パートナーシッププラザ
プログラム
〇第1部:「白書を読む会」(13:00~14:40)
・「環境白書」発表解説
・「生物多様性白書」発表解説
・「循環型社会白書」発表解説
・質疑応答
〇第2部:「環境教育等促進法活用セミナー」(15:00~16:30)
・「環境教育等促進法」についての解説
・場の認定制度:事例紹介
1.自治体:川崎市様
2.認定企業:サンデンファシリティ(株)様
・質疑応答
主な内容<第1部:「白書を読む会」>
開会挨拶
関東地方環境事務所環境対策課長 平野寛人
全体構成及び環境白書概要の説明
総合環境政策局 環境計画課 企画調査室 課長補佐 藤田道男
生物多様性白書概要の説明
自然環境局 自然環境計画課 生物多様性地球戦略企画室
生物多様性保全係長 福塚健史
循環型社会白書概要の説明
大臣官房廃棄物・リサイクル対策部 企画課
循環型社会推進室係員 田邊恭兵
質疑応答
閉会
【参考情報】環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書(環境省)
主な内容<第2部:「環境教育等促進法活用セミナー」>
開会挨拶・開会挨拶・環境教育等促進法について
関東地方環境事務所環境対策課長 平野寛人
同法のポイントを、環境省から説明。前身である環境教育等推進法からの改訂の経緯に触れ、環境に関する地域課題の解決に不可欠な「協働」というキーワードを交え、人材認定や場の認定などの概要を説明、同法の活用について推進した。
環境教育等促進法について(PDF:531KB)
【参考情報】
環境省「環境教育・環境学習・環境保全活動」 各種認定、登録、指定など
■場の認定制度事例紹介
認定自治体:川崎市
環境局総務部環境調整課 今井千栄様
全国でも認定の場所を最も多く擁する(5か所)川崎市より、認定状況の説明と、各認定の場所の説明をして頂いた。
川崎市(PDF:1.04MB)
【参考情報】
環境教育等に係る体験の機会の場の認定制度(川崎市)
認定企業:サンデンファシリティ株式会社
サンデンファシリティ株式会社 ECOS事業部
サンデンフォレスト インタープリター 岡田茂様
長期にわたり、環境との調和を目指し調査、開設してきた群馬県にある工場敷地内での環境学習の取り組みについてご説明頂いた。
サンデンフォレスト(PDF:2.42MB)
【参考情報】サンデンフォレスト(サンデンファシリティ株式会社)
■質疑応答
〇川崎市に対して
Q:行政から見て、事業者のメリットは何か(地方行政職員の方)
A:認定事業所を推奨場所として紹介できる
認定に際しては、申請者の負担を軽減するように支援を行った
Q:認定手続きの中でのポイントは
A:環境局単独で実施するのではなく、教育委員会と協議して行った。
安全面について現地確認等は教育委員会が行い、計画の修正なども行った。環境局だけではわからない部分を補完してもらっている。
〇サンデンファシリティ(株)に対して
Q:認定を受けようと思ったきっかけは
A:審査の過程で安全性に関する規定があり、その対応をする中で、子どもが来ても安全で安心ということで、胸を張れる立場になった
Q運営面での苦労は
A:10万坪の森を保全するのは大変ということで、サンデンフォレスト設立の際に、運営を担う主体とすべく、サンデンファシリティ株式会社として分社化した。子供と接するノウハウがないので、地域のNPOの方やOBの方に参加して頂き、現在も協働で実施している。
閉会